こんにちは。
昨日に引き続き『反応しない練習』の話をしたいと思います。

承認欲
この本を読んでいると人間の悩みの原因はずばり『承認欲』によるものです。みんな自分を認めて欲しいんです。自分のことをわかって欲しいんです。仕事が嫌だ、会社に行きたくないなどは、自分は違うことがしたい→そのほうが輝ける→輝いている自分を認めてほしい。
会社や学校に嫌な人がいる。その人と合わない→あの人は間違っている→正しい自分を認めて欲しい。
気になる異性がいる→振り向いて欲しい→好意を持っる自分をわかって欲しい。などです。
ブッダの考え方は、私たちが日頃抱えている「悩み」を「理解する」ことから始まります。①「悩みがある」⇒②「悩みには理由がある」⇒③「悩みには解決策がある」と、順を追って「理解」していくことで、どんな悩みも確実に解決できるというのが、ブッダの合理的な考え方です。
『反応しない練習』草薙龍瞬
求める心
この承認を他人に求めることによって、苦しみが始まります。他人は思い通リになりません。こちらの求めに応じてくれるとは限りません。LINEでいえば既読スルーされるかもしれません。既読スルーに反応して怒ってはいけません。そもそもメールとは電話と違い、相手の都合を気にせずメッセージを送ることができて、返信するかどうか、いつするかは相手次第です。高校時代にポケベルが浸透した私と今の世代ではメッセージに関する考え方も違うのかもしれませんが… とにかく求めては苦しくなるということです。とはいえ人間は❝求めて❞しまいます。
ブッダの考え方の基本は、「まず、理解する」ことです。実際に、こうやってみましょう。「そうか、わたしには満たされていない承認欲があるのだ」「この不満は承認欲の不満なのだ」 ー「承認欲」を「欲」「欲望」「欲求」などに置き換えても、かまいません。このように、繰り返し、言葉で。客観的に理解するように努めます。すると、反応が静まっていきます。
ー中略ー
「わたしには承認欲があるのだ」と、素直に受け入れてしまう。不思議なことに、それだけで、あれほどの不満 ー それまでの憤懣、物足りなさ、さみしさ ー が収まっていくことがあります。承認欲という、それまでの「心の渇きの正体」がわかるだけで、その不満状態から抜けてしまうのです。
承認欲という「反応の原因」がわかれば、ずいぶんラクになります。「でも、あの人(家族・世間)に認められたところで、それが一体なんなのだ?」と、超クールに考えられるようになります(ほんとに、それが一体何だというのでしょう)。
『反応しない練習』草薙龍瞬
理解する
私がこうしてブログを書いているのも承認欲からです。「自分はこういう考えを持っている」というのを世間一般の人にわかって欲しいのです。それは認めます。そこまでです。そこからアクセス数とか気にし始めると苦しくなります(^_^;)
アウトプット多め、よくしゃべる人は承認欲は強いです。アウトドア派の人もこの傾向は強いでしょうね。自身が楽しむだけにとどめておけばいいんです。皆で楽しむことはいいですが、強要してはいけません。
かまってちゃんな方も不足感が強く、求める傾向が強いです。とくに昔の話をする人も気をつけたほうがいいです。「自分には不足感がある」と理解しましょう。そして、それは満たされることはないのです。
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