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一番身近な呪文

こんにちは。

タイトルに呪文と書きましたが、呪文というと魔法をかけられるようなおどろおどろしい感じがします。

呪文と言われて思いつくのは「テクマクマヤコン」とか「アブラカタブラ」「開けゴマ」とかですかね。

しかし、我々に最も身近な呪文があります。

身近な呪文とは

私の大好きな夢枕獏先生の『陰陽師」にこんなくだりがあります。

「うむ。この世で一番短い呪とは、名だ」

「名?」

「うん」

晴明がうなずいた。

『陰陽師』 夢枕獏

 

そうです。名前です。

「名は体を表す」という言葉があります。

名前は重要です。子供ができた時、命名にはかなり悩むのではないでしょうか。

会社でも名刺は毎日持ち歩きますし、まず挨拶で名刺を差し出します。

人名だけでなく会社名も重要です。相手先の名前を間違えることは非常に失礼になります。

「この世に名づけられぬものがあるとすれば、それは何ものでもないということだ。存在しないと言ってもよかろうな」

「むずかしいことを言う」

「たとえば、博雅というおぬしの名だ。おぬしもおれも同じ人だが、おぬしは博雅という呪を、おれは晴明という呪をかけられているということになるー」

しかし、まだ博雅は納得のいかぬ顔をしている。

「おれに名がなければ、おれという人はこの世にいないということになるのかー」

「いや、おまえはいるさ。博雅がいなくなるのだ」

『陰陽師』 夢枕獏

姓名判断

私の本名は「藤田修一」といいます。生まれて藤田修一と名づけられた瞬間「藤田修一」という呪文をかけられたのです。名づけられる前は、「私」は「私」でありましたが、「藤田修一」ではなかったのです。

ちなみに梅花心易でも姓名判断はできます。姓名判断でも梅花心易は自由度が高いです。

本名だけではなく、あだ名や呼び方でも占うことができます。

「パパ」とか「ママ」や、「社長」「部長」、「シュウちゃん」など、どう呼ばれるかで、呼ばれるシーンでの関係性が占えます。会社名や店名でも占えます。

 

文章

安倍晴明と源博雅の呪の話はさらに続きます。

「眼に見えぬものがある。その眼に見えぬものさえ、名という呪で縛ることができる」

「ほう」

「男が女を愛しいと想う。女が男を愛しいと想う。その気持ちに名をつけて呪(しば)れば恋ー」

『陰陽師』 夢枕獏

目に見えない感情や思いも名付けることで呪文がかかるということです。

私はこうやってブログを書いています。書きたいと思ったテーマを文章にまとめています。

つまり文章化することで呪文をかけていることになります。

文章=呪

私の文章で多くの方を呪(しば)ることができればいいのですが(^o^)

 

ということで占い師シュウはブログを通してみなさんに呪文をかけているのです!

急急如律令!!

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