こんにちは。
今日も呪術廻戦を読みながら、思ったことを書いていきます。
呪術廻戦で登場した受胎九相図1番から3番。
1番 脹相(ちょうそう)
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出典 『呪術廻戦』芥見下々 コミックス8巻より
2番 壊相(えそう)
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出典 『呪術廻戦』芥見下々 コミックス7巻より
3番 血塗(けちず)
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出典 『呪術廻戦』芥見下々 コミックス7巻より
九相図という仏教絵画が実在します。九相図とは、死体が朽ちていく過程を九段階に分けて描かれた絵画です。受胎九相図も番号が進むにつれ、形がくずれて行きます。九相図のことを知り、あることを思い出しました。
以前、お寺で一日座禅体験に参加しました。座禅体験という30分くらいが多いですが、参加した体験会は丸1日という珍しいものでした。参加者もガチ勢が多かったです。その中にタイで修行僧の経験がある方がおられました。その方の修業をやめた理由に驚きました。タイまで行く情熱を持ちながら、途中で還俗したのは『性欲を抑えられなかった』からだそうです。タイでは ❝不浄観❞ という修行法があり、女性の死体の前で座禅するそうです。まさに九相図。九相図は絵ですが、不浄観は実際の死体です。その方の話では、その女性の死体を前にして性欲がおきてしまったとのことです。なので自分は未熟として、修行僧をやめたという話を聞きました。
性欲は、人間の三大欲求のひとつです。食欲や睡眠欲に比べ、満たさなくても生命には影響しません。それでも抑えることができないこの欲は、かなり強力です。種の保存に関わってくる欲ですから、強いのかもしれません。
人間には欲は存在します。消し去ることはできません。いかにコントロールするかが大事です。座禅では発生する煩悩や思考、外部の環境にいかに反応しないかが鍵です。反応しない状態がコントロールできているといえます。
受胎九相図から座禅まで、普段考えていることを書き綴りました。