こんにちは。
易講座の生徒さんからこんな話を聞きました。
「断易にすごい興味があったんですが、青龍、朱雀とか月と日からの相生相剋とか、覚えることが多すぎて混乱してしまいました。」とのことでした。
せっかく易に興味を持ってくれたのに、もったいない!
そんな方は是非「梅花心易」をやっていただきたい!
梅花心易
梅花心易なら覚えることは少ないです。
まず、八卦の種類と五行の相生相剋を覚えていただければ占えるようになります。
吉凶やYes/Noはすぐ出せるので、もうおみくじを引く必要はありません。毎日立卦すれば、朝のテレビの占いコーナーを待たなくてよくなります。
梅花心易の立卦方法は、基本的に時間を使います。道具はいりません。LINEの投稿時間からも立卦できます。
梅花心易は非常に自由です。インスタの画像からでも卦を立てることができます。
梅花心易の創始者邵康節は、ドアをノックする回数で、訪問者の要件を言い当てたといいます。牛の鳴き声から、その牛が売られていく日を当てたりもしています。
簡単に八卦と五行の相生相剋について説明します。
五行の相生相剋

相性
- 水か木を育てる。
- 木が燃えて火がさかんになる。
- 火が燃えて灰になり土となる。
- 土の中から金属が生まれる。
- 金属が冷えて表面に水滴ができる。
相克
- 水が火を消す
- 火が金属を溶かす
- 金属(ノコギリ・オノ)が木を伐る
- 木が土の養分を吸う
- 土が水をせき止める
八卦
乾;天、父、剛健、堂々とする。指示を出す。首。
兌;沢、少女、喜ぶ、かまってちゃん。口。
離;火、中女、離れる、感情的になる。眼。
震;雷、若い男性、勢いがある。勢いだけ。反発する。脚。
巽;風。若い女性、往来、歓迎される、協力的。股。
坎;水。中間の男性、穴、悩み、隠れる、凝集、具体。
艮;山。少男。止まる、改革、変化、流れを変える。蓄積、堆積。手。
坤;地。母。おだやか、平穏、受動的。大衆的。地面。腹
実占例
雀、梅枝に争ふの占
ここで、梅花心易の創始者たる邵康節の代表的な占例をひとつ紹介します。
『梅花心易』の名称のもとになっているとも言えるでしょう。
時は、宋の仁宗皇帝の天聖六年戊辰の冬
邵康節は、自宅の庭で梅の木を眺めていると、二羽の雀がやってきて、枝を争って地面に堕ちました。『雀が枝を争って落ちるとは珍しい。一占を試みん。』と立卦します。
年月日時を使って立卦します。

邵康節は家人に言います「明日の夕方、隣の少女が来て梅の枝を折りに来る、決してこれを注意してはならない。」
翌夕、言ったとおり少女が来て木に登り、梅の枝を折った。邵康節の言いつけを知らない召使いが少女を叱った。少女は大いに驚き、木から落ち、股を怪我した。命に別状なし。
- 上卦(兌(金))を❝体❞とします。○のついている下卦(離(火))を❝用❞とします。
- 吉凶Yes/Noを出すだけなら体と用の相生相剋だけで占います。上記の卦だと、本卦(現状)は体が用から剋され凶です。之卦が体が用から生され吉とします。なので、この卦は吉です。
読み解き
- 本卦の体(兌)は、下卦(離)に剋される → 少女が怪我をする。
- 互卦で上卦(乾)が下卦(巽)を剋する。すなわち股が傷つく。兌(乾)が巽(木)を剋するので、少女が枝を折ることもあらわす。
- 之卦にて下卦(艮(土))が兌(金)を生じる。すなわち、死に至るような怪我でなない。
ほんとにざっくり説明しました。雰囲気だけでもわかっていただけたらと思います。
最初は、吉か凶かでいいでしょう。慣れてくれば、各八卦の象意も加味していけばより深く読み解いていけます。
実占例
私の実占例占例を一つ紹介します。

当時住んでいた近くに何店舗か飲食店が集った施設がありました。そこで占いを流しとして活動させてもらえないかと思い、電話で問い合わせる前に立卦しました。
- 本卦で私(坎)が坤に剋されている。→ 問合わせの電話をすると中年女性っぽい人が出て「後日担当者から電話させる。」と言われる。
- 本卦で用から剋されている→電話はかかってこないだろうと予想。之卦でも震に相生している→ここでの活動は難しいと占断。
- 之卦で私は震に対して消耗している→担当者とは若い男性だろうと予想。
- 何日か経っても案の定連絡は無いので、再度電話。電話には前述の中年女性が出て、忘れている感じ。担当者がいるというので代わると若い男性の声。そして、「当方ではそういった活動は受付けておりません。」との回答。
八卦の象意を加えて読み解いていくと、より詳しく結果を予想することができます。
梅花心易面白くないですか?
初めから多くのことを覚える必要はありません。まずは、五行の相生相剋、体と用の関係性からで大丈夫です。そこから興味が湧けば、八卦の象意、周易の六十四卦の辞(ことば)と進んでいけばいいと思います。さらに詳細が知りたくなれば、断易として各爻の十二支を読んでいけばいいと思います。
一緒にやりましょう(^O^)v
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